開店、休業、夏休み。
ご無沙汰しております、てんしん書房です。
やっとホームページ管理画面にログインでき、胸をなで下ろしながらキーボードを叩いております。
更新が去年の12月ごろから止まっていてホームページに埃かぶってますね。機械音痴ながら、これからはもりもり書いていきます。たぶん。
さて、去年の10月に勇んで店舗をオープンし、約半年間突っ走りました。脇目も振らず本を売り続けました。皆さまに応援していただき売上も伸びていきました。「地域に愛されこどもたちの居場所となるストロングスタイルの本屋」パーフェクト、順風満帆でした。
突っ走ったあまり、新婚の女房を置いてけぼりにしていました。一番大事で近い家族の病気の進行に気付かないまま、「夢の溢れる絵本」をこどもたちに渡していたのです。
なんたる皮肉。そんな自分に本を売る資格があったのか、これから先もあるのか。女房にもお店に来てくれるお母さんやこどもたちに対しても、酷い裏切りをしてしまった気持ちでした。女房の病気にぼくは休業を選びました。
人生の根っこは家族だと思っています。根が健康でないと葉も実も腐り落ちます。店を閉めて長〜い夏休みをもらい、すこしづつですが根が元の姿に戻りつつあります。
休業中にいただきましたたくさんの励ましのメッセージ、ポストにつまっていた脅迫文や犯行声明、ホームページ上で恐縮ですが深くお礼申し上げます。飛び込みでお店の片付けを手伝ってくれた近所の子たちもありがとう。助かったし嬉しかったよ。
また取材、イベントを予定していたにも関わらずぶっちぎってしまった関係者の皆様、画家のあいざわさん、休みにも関わらず店を何度も訪れてくれた営業の皆様、休業中にお店に足を運んでくださった皆様。ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございませんでした。
これからは女房とふたりで店に立ちます。
バッファローマンとラーメンマンで2000万パワーズです。
しばらくは不定期営業ですが、いつ行ってもそこにはぼくと女房がいる、そんな町の本屋さんに戻れるように頑張ります。
根っこはすこしづつ、また伸びています。
店主