【告知】『うちのねこ』高橋和枝 原画展開催
アリス館『うちのねこ』高橋和枝 原画展を開催いたします
期間 8月3日(火)〜29(日)
保護して迎えた猫と高橋和枝さんとの、やきもきするもなんとも可笑しい一年の日々を綴った絵本。これは愛猫家の方々に長く愛される作品になるでしょう。
家に来た最初は怯えて姿も見せない保護猫が、著者のあたたかな愛情に心を開き……みたいな安易でありきたりな展開じゃありません。そう簡単にはいかないのが面白い、苦労された高橋さんには悪いけどゲラゲラ笑える。
実体験をもとにした絵本ですので著者の飾らない、素直にでてきた言葉を文にされていて気持ちよく声に出せる文章です。和紙に筆と墨でデンッと描かれる表紙の猫の存在感がまたすごい。おしり大きくてかわいい。
片山健の名作『タンゲくん』(福音館書店/1992)という少女と猫との関係性を描いた絵本があるのですが、最初に『うちのねこ』を読んだとき「これ現代のタンゲくんじゃん!サイコー!」と興奮しました。タンゲくんが好きならこの本もぜひ読んでみてください。ぼくはタンゲくん、オールタイム・ベストに入るくらい好きです。
社会情勢もありますのでなんとも言えませんが、もし高橋さんが在房する日があればSNS等で追ってお知らせいたします。 混雑が予想されるため、高橋さん在房日のSNS告知を取り止めます。申し訳ございません。
高橋さんから『うちのねこ』のモデルになった猫シノビくんの生写真アルバムを送ってもらいました。ゆっくりうちのねこになった、絵本のその後の生活をぜひ写真で楽しんでください。サイン本もたくさんあるよ!
ぜひ皆さんこのどうしようもなくかわいい『うちのねこ』をご覧にどうぞ。
ちょっとバイオレンスだけどね!